社交ダンスを始める時、「うまくステップを覚えられるだろうか?」「不器用だからみっともないことになるかもしれない」、と思う人は多いでしょう。しかし、社交ダンスは素質はあまり重要ではなく、いくつかのコツをマスターすれば誰でもある程度踊れるようになるものです。このコラムでは、社交ダンスが上手になりたい人に向けて、いくつかのコツをわかりやすくまとめていきます。ぜひ上達に役立ててください。
まずは基本の姿勢から入ろう
社交ダンスは「体形がスラリとしていればキレイに見える」と思っている人が多いようですが、実はそうではありません。キレイに見えるかどうかは、「姿勢」で大きく変わるからです。ここでは社交ダンスに重要な姿勢について解説しましょう。
種目に共通する基本的な姿勢がある
社交ダンスには10の種目があり、それぞれステップがありますが、どの種目にも共通していえるのは姿勢が美しいと上手に見えると言う点です。
まず片足に重心が乗っていると美しくは見えませんので、両足に均等に体重がかかっていることを意識しながら、膝を伸ばしてまっすぐに立ってください。その際お尻を引き締めること、脚部、腰、背中、首、頭の全てのパーツが、上からロープで吊されたようにまっすぐに伸びていることを心がけましょう。そこから手を上げて背伸びをしてから、ゆっくり手を下ろします。そのまま体の力を抜き、顎を引けばスラリとした姿勢が取れているはずです。この姿勢を基本として身に付けるだけで、ダンスが格段にきれいになります。
歩き方で見た目も消費カロリーも変わる
基本の立ち方を身に付けたら、次は歩き方です。足を出すときに膝から下ではなく、骨盤から足の根元を動かすことをイメージして、大股で歩くことを心がけてください。
これによって見た目の美しさも良くなりますし、エネルギー消費量が大きく変わります。この動き方をすると太ももの裏側の筋肉が刺激されてダイエットの効果がありますし、骨盤のゆがみも矯正されるといわれています。骨盤が正しい位置にあれば太りにくい身体になるばかりでなく、女性の場合は生理痛が緩和されたりもしますから、さまざまなプラスの働きが期待できるのです。
これができず、ガニ股だったり小股過ぎたりしますと、見た目も悪く健康面でも良くありませんから、ダンスの時間だけでなく日常的にも気を付けましょう。
ステップを覚えるにもコツがある!
リズムを取りながら体を動かす
動きを文字的に解釈して、足を出す順番やターンするタイミングを筆記試験の暗記のように覚えようとする人がいます。しかしこの方法は試験勉強には効果はあっても、ダンスに役立つとは限りません。
それよりも曲に合わせてリズムやカウントを取りつつ、お手本のビジュアルを意識して覚えるようにしましょう。文字的に覚えますと、「右足を前に出す」などと単純化してしまいがちですが、実際にダンスを踊る時は足だけでなく体全体が動いているはずです。リズムとビジュアルで覚えようとすれば、そこに手や腰の動きも加えやすくなりますので、なめらかな動きが早く身につきます。
覚える順番にとらわれすぎないことも重要
一つの曲の中で、頭から順番に覚えて行こうとすると全体の習得に時間がかかります。例えばカラオケで完全には覚えていなくても導入部分とサビの部分を覚えていればなんとなく歌える、ということがあると思います。ダンスもそれに似た傾向があり、導入部分、途中、最後がわかっていれば、間は何とかなっていく、ということが多いです。
また、全体でなんとなく踊れることをマスターした方が、一つずつ覚えようとするよりも「楽しい」につながりやすいものです。ダンスは仕事ではないので楽しむことが重要です。ある程度流れのポイントを抑えて、雰囲気を楽しめるようになってから細かい部分を仕上げていく、と考えればプレッシャーも少なくて済みます。
まとめ
社交ダンスをうまく踊るためのコツについてまとめました。ダンスがキレイに見えること、うまく踊ることにはコツがありますから、まずはこの記事で書いたことに注意しながら、上達を目指してみてください。
また、社交ダンスを早くキレイに踊れるようになるには、講師の水準やスクールのバックアップ体制も非常に重要です。恵比寿にある「ASダンススタジオ」は、未経験者、初心者にやさしい社交ダンススタジオです。リズム感が無い、運動神経がない、と思っている人でも楽しく踊れるようにさまざまな方法で優秀な講師陣が指導いたします。
例えば初心者応援プログラムでは5回のレッスンで5種類のダンスを経験してもらい、ダンスの楽しさを知ってもらおうという取り組みを行っています。この時はマンツーマンレッスンですから、周りの人と比べられるといった心配をする必要もありません。また、もっと気軽に体験してみたいという方には1回の体験レッスンを行っています。
講師も男女合わせて8人いますから、多彩な教え方が可能です。これから社交ダンスを始めたいけれども、自信がないと言う人は、ぜひ「ASダンススタジオ」にご連絡ください。