社交ダンスのステップの覚え方とコツ~ブルースで解説!!~

社交ダンスは種目も沢山ある上にステップも山のようにあり、初心者は覚えるだけでも大変と感じる人も多いのではないでしょうか。今回は初心者が最初に触れるブルースを例に挙げてステップを覚えるコツを順を追ってご紹介したいと思います。

    1. ベーシックステップを覚える
    2. ステップの流れをざっくりとイメージする
    3. 相手との位置関係(ポジション)を意識する
    4. カウントを覚える
    5. イメージトレーニングする

ベーシックステップを覚える

先ず、基本となるベーシックステップをきちんと覚えます。
例えば、ブルースだったら、クォーターターンズ。男性が前進、女性が後退ではじまるSSQQ、男性が後退で女性が前進するSSQQまでで1セット。これを繰り返すだけでもフロアを進んで行くことが出来ます。
はじめてダンスをする人にとってはこれだけでも一苦労かも知れませんが、このひとつのステップだけであれば繰り返し数分やれば誰でも覚えてしまうくらい単純です。

こちらの動画で最初に出てくるステップがクォーターターンズです。先ずはビジュアルなどはあまり気にせずに単純に繰り返し前後に歩いて見て下さい。本当に初めてのときはホールドは組まずに相手と正対して手を繋いだ状態で前後に歩くだけでOKです。

 

ステップの流れをざっくりとイメージする

最初にベーシックステップを単純に繰り返して覚えられたら、今度はステップを足します。先ほど覚えたベーシックステップをやったあとに今度は方向転換のチェックバックというステップを足します。
上の動画だと、クォーターターンズを二回繰り返した後にチェックバックをしています。チェックバックは男性が前進をしようとしたら直ぐに後退に切り替わることによって少し左回転して終わるので方向転換が出来るのです。カウントはSSQQです。
方向転換のステップはとても便利です。というのも、このブルースのようなボールルームダンスは長方形のフロアの辺をステップしながら左に進んで行き、それ以上進めなくなったら方向転換をして次の2辺目に移り、更に左にステップで移動して行き方向転換して3辺目に移り、それを繰り返してフロアを一周していくという流れが決まり事だからです。
図に表わすとだいたいのイメージにはなりますが、下の様になります。

右上のStartから長方形のフロアの1辺目がはじまって、動画では1~4を踊っています。
このあともフロアを左方向へステップして進んでいくと、下記のように4辺を踊ってStart位置まで戻ってくるというわけです。

1辺目
1.クォーターターンズ SSQQ SSQQ
2.クォーターターンズ SSQQ SSQQ
3.チェックバック SSQQ
2辺目
4.クォーターターンズ SSQQ SSQQ
5.チェックバック SSQQ
3辺目
6.クォーターターンズ SSQQ SSQQ
7.クォーターターンズ SSQQ SSQQ
8.チェックバック SSQQ
4辺目
9.クォーターターンズ SSQQ SSQQ
10.チェックバック SSQQ

二つのステップだけでもこうしてフロアを一周踊れてしまうので、ずいぶん社交ダンスのハードルが下がったのではないでしょうか。

相手との位置関係(ポジション)を意識する

さて、だいたいどんな感じでステップをつなげてフロアを踊って行くかイメージが出来てきたら、今度は一緒に踊る相手を意識してみましょう。
社交ダンスはペアダンスなので、二人で色んな組み方で踊ります。一番基本となる組み方はクローズドポジションです。クローズドというだけあって、相手と向き合って正対した位置関係で組みます。このとき相手の真ん前に位置するのでなく半身ずつずれて組むのですが詳しくはレッスンで習ってください。
この基本の組み方の他にも社交ダンスには色んな組み方がありますが、この相手との組み方、位置関係であるポジションはステップが上手く進んで行くためにも重要です。
今回例に出したブルースは最後までクローズドポジションで踊ります。ステップを進めて行く中で、最後までクローズドポジションが崩れないように注意するだけでも最初は大変かもしれませんが、ステップを上手く進めて行くコツになりますので意識して行きましょう。
今回はクローズドポジションだけですが、次々にポジションが変化していくのが社交ダンスの特徴でもあるので、ステップが増えるたびに今どのポジションで踊っているのか..ということを常に頭に置くようにしてください。

 

カウントを覚える

カウントは音に合わせて踊るためにも相手と共有出来る重要な要素です。今回のブルースではクォーターターンズのSSQQSSQQとチェックバックのSSQQしか出てきませんでしたが、種目によってもカウントの数え方は様々です。だいたいのステップを覚えられたら今度はカウントに合わせてステップを踏めるように練習してみましょう。
カウントに合わせてステップ出来るようになると音楽にカウントを当てはめて踊れるようになります。これで音楽にも合わせて踊れるようになってきます。

 

イメージトレーニングする

はじめてのステップもこうして順におさえていけば、だいたいのステップの流れが相手や音も含めたイメージで構築できる様になってきます。ここまで来ると、例えば、やっているステップのお手本動画など見たら、理解出来るようになってきているでしょう。実際にスムーズに踊れるようになったらどんな動きになるのか想像出来るようになっていて、全体像が掴めている段階になっているのでレッスンや練習にも余裕が出てきます。

いかがだったでしょうか?今回はかなりシンプルに初心者のブルースを例にとってみましたが、他の種目でも今回の順序で覚えて行くと少しずつ情報を足して行くので無理なく身につけて行けると思います。機会があれば他の種目でも解説してみますね!

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執筆者

水田麻里子

 

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