社交ダンスは難しい? 初心者が抱えやすい悩みをクリアしてダンスを楽しもう!

社交ダンスは難しい? 初心者が抱えやすい悩みをクリアしてダンスを楽しもう!
社交ダンスを始めて初期の時によくある問題として、「ホールドとかステップが難しい!」、「リードする、される感覚が合わないことがあり気まずい」といった話をよく聞きます。こういう状態が続きますと、「ダンスに向いてないのかな」、「やめようかな」とネガティブ思考に陥ってしまう人も多いことでしょう。しかし、それらはどんなに上手い人でも誰もが通る道で、逆に言えばその山を越えればもっと楽しいダンスの世界が待っています。ここからは社交ダンス初心者にありがちな悩みとその対策を具体的にまとめます。

社交ダンス初心者によくある3つの悩み

ホールドが上手くできない

社交ダンスはどの種目でも男女ペアで踊ります。その中でワルツやタンゴなどのスタンダードと呼ばれるダンスでは、「ホールド」という男女が組んで踊るスタイルを取ります。男性は左手、女性は右手を軽くつなぎ、男性の右手は女性の左肩胛骨に、女性の左手は男性の右肩あたりに置きます。

このホールドは上から見ると船の形になっていると言われています。ホールドを維持することは社交ダンスの命と言われるほど重要です。ホールドが崩れるとキレイに見えないうえに、男女どちらも踊りにくくなるからです。しかし、慣れないうちはホールドが緩んだり上下にブレたりしがちです。

ステップが踏めない

社交ダンスに慣れないうちはステップの習得が一番の「難関」と思う人も多いです。ホールドも非常に大切なのですが、ステップが出来ないと動くことが出来ず、ダンスそのものが成り立たないからです。特に初心者は足の運び方や位置ばかりが気になって、全体の動きが取れなくなってしまいますから、ペアの相手を配慮するどころではない、という状態になりがちです。

リードする、されるコツが掴めない

社交ダンスのスタンダード種目は、男性がリードする、女性はリードされるという双方の役割があって成り立ちます。「リード」が何を指しているかといいますと、「次にどんな動きをするかを伝える」ということです。口頭で「次、右に行きますよ」と伝えるのではなく、体重移動などのカラダの動きで伝えてますから、初めのうちはなかなか上手くいかず、双方にとって気まずい雰囲気になることもあります。

問題解決にはコツがある!

ホールドを崩さないコツ

男性の左手と女性の右手は、お互いの中間位置で保つのが理想です。ただ、中間をキープすると言うのは非常に難しく感じる人が多く、平均的に男性が押しすぎ、女性が引きすぎになる傾向が多いようです。ダンスの最中、この傾向が明確であれば、意図的に男性が少し引き気味にすることを覚えましょう。また、手の握り方は卵を持って割れないくらいと意識し、女性は親指を立てて握るように心がけましょう。

男性の右手は、肩を下げること、肘を貼ること、力まないことが重要です。慣れないうちは肩を下げると肘も一緒に下がる人が多いです。これは首と肩の間の僧帽筋を緊張させないように意識することでクリアできます。肩を下げる、肘を上げるだけに集中せず、僧帽筋をリラックスさせることを意識しましょう。

女性は男性の右手に軽くもたれて、肩甲骨あたりから頭を後ろにそるように立てばキレイに見えます。

ステップはリズムと全体のイメージで覚えよう

社交ダンスに慣れないうちは、「ステップが踏めない」という悩みを抱えがちです。しかし、足運びだけに意識が向きますと、他の部分がおろそかになってダンスそのものの上達が進みません。足運びはもちろん重要ですが、まずダンス全体の流れを掴みましょう。

例えば野球でボールを投げる時、目的の場所にきちんと届くように、出来るだけ速い球を投げることを意識するはずです。その時足をどう動かすかは、全身の動作のほんの一部分です。上達していく中では足の上げ方なども重要になりますが、その順序は一番重要ではないとわかるでしょう。ダンスもそれと同じで、全体として踊ることの中にステップを踏むことが含まれているという意識を持ちましょう。

ここからはステップを覚える時の具体的な対策を書きましょう。お手本を見た時に、右足をどのくらいの位置に出して、手を○○してなどといったように動作を細分化して覚えてはいけません。ダンスのリズムを頭や口で刻みながら、体全体がどちらにどんな動きをしているかに注意を払いましょう。ダンスには連続した流れがありますから、動作の全容がわかっていればある程度ステップもついてくるはずです。

ステップをいきなり一曲通して覚えるのも難しいですので、最初と最後と中間の何点かをマスターして、あとはやりながら追加していく、という柔軟さも、ステップ習得に役立ちます。細分化して、一から順番に覚えていくという考え方をされているのであれば、まずはそこから変えることをおすすめします。

リードは「伝える・伝えられる」べきで「動かす・動かされる」ではない

「リードする」という言葉から、初めのうちは男性はつい力で動かそうとしてしまいます。しかし、力で動かそうとすれば相手のバランスや動きを不自然なものにしますので、きれいで優雅なダンスにはなりません。リードに必要なのは力ではなく、体重移動と考えましょう。動こうとする方向に向かってかかとからつま先に重心を移動させますと、女性にはそれが伝わりますから、女性は自分の判断で自然に後退ができます。

この時重要なのはホールドがしっかり出来ていることです。ホールドがゆるいと体重移動の微妙な動きは伝わりません。「ホールドが社交ダンスの命」と言われるのもまさにこの点にあります。

まとめ

社交ダンスを始めたばかりの人たちが陥りやすいお悩みポイントとその対策についてまとめました。社交ダンスは奥が深い世界ですので、実はホールドもステップもリード&フォローももっと書くべきことがたくさんあります。しかし、今回は初心の方に向けた記事ということで、あまり難しいことを書かないように努めました。

多くの趣味やスポーツと同じで、社交ダンスは上達していくほど多くのテクニックを身に付けていく必要があります。しかし、初心の時はあまり細かいことを気にするよりも、「全身で楽しむこと」が何より重要です。社交ダンスはペア間での微妙な力加減が命ですから、文字では伝えきれないことが多く、講師の存在が非常に重要です。

恵比寿にある「ASダンススタジオ」は、初心者の方にも難しい言葉を使わずにしっかり技術を伝えられる講師がそろっています。これから社交ダンスを始めようと思う人は、ぜひ頼りがいのある講師陣がいるASダンススタジオにいらしてください。

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